息子にバイオリンを習わせた理由


こんにちは、バイオリンの榊原です。

今回は息子にバイオリンを習わせた理由を打ち明けたいと思います。

幼児期から楽器を習わせると脳へ刺激になる、指先が器用になる、忍耐強くなる、、など、音楽が子どもの脳発達に深い関係があるとよく目にし、妊娠中は沢山の本を読みました。
音楽が胎教に良いらしいと読めば妊娠中も弾きましたし、産まれてからもバイオリンが馴染み深いものになるよう、これ見よがしに弾いて聞かせてました。
息子に良い影響があったのか全く!分かりませんが、バイオリンで浪曲をそれっぽく雰囲気(だけで)弾ける少年にはなりました。

他でもないバイオリンを選んだ理由は、
・弾ける人が圧倒的に少ないから構えるだけでカッコイイ、と思ってもらえる
・習ってるからこそ、人の演奏の凄さに感動できたり、超一流バイオリニストの超絶技巧の難しさをリアルに実感できる
・ピアノと違い、子どもサイズの楽器が存在するので楽器練習のハードルが低い
・産まれた時から弾ける人はいない、積み重ねて身に付いた技術は誰にも奪われない、を経験から学んで欲しいから
という理由でした。

息子達の練習といえば15分程度が週5日ですが、流れて来る曲からバイオリンの音色が探せ、この曲弾きたい、と練習内容に自分の意思や希望を投影するようにもなり、ほぉ〜と感心させられる事も出てきました。 先日も思春期真っ只中の息子達と葉加瀬太郎のコンサートに行き、一緒に楽しみ、余韻に浸れることができ、子どもとの共通項があるのは素敵だな、と感慨深い一瞬でした。

【我が子に楽器練習させる苦労は、楽器経験者しかわからない】、という言葉がありますが、親子はお互いに日常を引きずるので本当に難しく悩ましい事も多いですが、私の元へレッスンに来る生徒さん達と同じように息子達も、音楽が心のエネルギー、になってくれたら本望です。


2021.7.24
バイオリン歴 5年 Tくん
クザン作曲 コンツェルティーノ No.3

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榊原 オブリガート バイオリン教室

「難しい楽器」と思われがちですが、実は、そうでもないんです。 「趣味」 で終わらせず 「特技」 になるところまでご指導いたします。