2022.7 発表会


こんにちは、バイオリンの榊原です。
今年度は、7月29日に世田谷美術館ですることが出来ました。
7月の感染者が増えていく中、最大限に感染予防対策をし、出演者とご家族の滞在時間が最短になるよう途中退席しやすくしたり、会の冒頭のご挨拶を書面にしたり、工夫を凝らして開催しました。
このコロナが蔓延し始めてから、保護者の方はレッスンの同席を辞退する方が多かったので、久しぶりに皆さんとお会い出来て嬉しかったです。
(トップの写真は中3の女子と二重奏です。 モーツァルトの〔鏡のカノン〕で、一つの楽譜を最初からとひっくり返した逆さまとで演奏する変わった趣向の曲です)

また、発表会の一部になりますが、バイオリン歴がともに6年目の演奏をアップしました。
ガチ勢ではなくエンジョイ勢、だそうです。 (意訳 趣味で弾いてます)
バイオリンに興味がおありでしたら、ぜひご連絡ください。
お待ちしてます。




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ご挨拶

 本日はバイオリン発表会にお越しくださり、ありがとうございます。
今日の発表会を【点】とするなら、ここに至るまでの日常の練習は【線】です。 その線上である日々において、それぞれが積み重ねて来た音色をお聴きください。
 私の師事していた先生は大変にご高齢で、技は見て盗め、聴いて察しろ、というレッスンでした。「違う」「やり直し」の言葉だけからは、何が悪いのか、どうしたら良くなるのか自分の中で消化しきれず、重苦しい空気の中、見えない迷路に迷い込んだような時間で、それは不安と恐怖のレッスンでした。 また門下一同の最終目標は音大に入る事で、趣味で続けたい、、などと言うと「モノにならなかった」と言われ肩身の狭い思いをする門下でした。
しかし時代も変わり、自分も子育てをするようになって、強制と服従の威圧的な指導では楽器が弾ける以上のメリットがないんじゃないか、と強く思うようになりました。
フランスは楽器の演奏人口が日本より多いイメージですが、歴史ある有名な音楽院の卒業後の比率は、99%がアマチュア、プロは1%、だそうです。
習う理由は弾く人の数だけあり、各々の目標が各々の原動力になっているそうです。 
「価値観を生徒に押し付けない」、「技術を習得する前に挫折させない」、「目的は自由にバイオリンが弾ける事」、そしてバイオリンが「人生の一部分」となるようなレッスンでありたい、と思っています。
 この一年も子ども達をレッスンに送り出し、多方面に渡りサポートをして下さり、ありがとうございました。保護者の皆様のお力添えを頂き、オンラインを活用しながら学びを止めず前進する事が出来ました。
この場をお借りして感謝申し上げます。
2022.7.29 榊原徳子


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榊原 オブリガート バイオリン教室

「難しい楽器」と思われがちですが、実は、そうでもないんです。 「趣味」 で終わらせず 「特技」 になるところまでご指導いたします。