こんにちは、バイオリンの榊原です。
ホームページをご覧くださり、ありがとうございます。
我が家には15歳の双子がおりまして、2人にバイオリンを習わせていました。
どのように続けていたか、今バイオリンをどうしているか等、我が家の実情を参考までに(ならないかも)お伝えしたいと思います。
息子達は7歳の誕生月に、それまでイヤイヤ通っていたマラソン教室を辞める代わりの新しい習い事、としてバイオリンをスタートしました。
なぜ、バイオリンだったか。
これは私の専門だったために自宅に色んなサイズのバイオリンが沢山あったので、一方的な大人の都合、家庭の事情でした。
私自身の幼少期はゴリゴリのバイオリン漬けの日々だったのですが、息子達にはそこまで求めてはおらず、毎日15分〜30分の練習をしようね!、とユルユルと始めました。
低学年の頃は子ども達の気分にムラがあり、声がけしてスンナリ出来る日、ダラダラ準備に時間をかけてイヤイヤモード全開の日などがありましたね。
何より、土日も練習するのが当たり前の私に対し、楽器を習った事がない夫は
土日ぐらい休めば良いのに、、
土日に出掛けてもバイオリン練習しなきゃいけないの??
とたかだか15分の練習に毎回水を差して来て理解を得られない時期でもありました。
また低学年は毎日練習させるのも一苦労だったので、我が家ではお楽しみ券を発行し、15枚貯まると一回り大きい券と交換し、それを2枚集めるとロフトで文房具購入が出来るシステムを導入。
これは、3年生ぐらいになると練習が当たり前になりチケット制が自然消滅して行きましたが、1ヶ月に文房具1つのペースでご褒美を与えてました。 (消しゴムやシール、カラーペン等)
高学年では週1はお休みdayが欲しいと言われ、各々が決めた曜日をお休みにするなど、子どもの意見も汲みながら続けてました。
(日々の練習は30分未満、練習時間は増えず、、)
中学に進学してからは部活が始まり、バイオリンが週休3日に、中3になると1人は完全休業、もう1人は夏の発表会以降に休業。
そして現在の高校一年では1人は、辞めます!、とは言わないけれどすっかり遠のき、もう1人は、弾けなくなるなるのはもったいない、と週2で練習を宣言しました。 (⚠️休みが週5)
しかし、弾かなくなった1人もバイオリンが目に入るとバイオリンの感触を確かめるようにチャラ弾きをしたり、貸して〜と言って思い出しては弾いてます。
毎日の練習はしなくなったけれど、ご機嫌な時にはバイオリン曲やオペラ歌曲を鼻歌や口笛で奏でているのを見聞きすると、クラシックを身近に感じている事が伝わり、彼らの教養の引き出しの1つが出来ているな、と感じています。
このまま弾かないのは寂しいなぁ、と思ったりもしますが、イギリスの短句のように、
馬を水飲み場に連れて行けても、無理矢理人が飲ます事は出来ない、
ですよね。
腕に覚えがあれば、本人が再開したいと思った時はきっとハードルは低いでしょう。
ちなみに受験の時、高校に提出する調査書や新入生調査書に、特技や趣味を記載する欄がどちらの学校にもあり、ありきたりな読書やゲーム、と書くより本人が自信持って
《バイオリン》
と書けたのは、これまた習ってて良かったー、と強く思った1つです。
バイオリニストにならなくても、バイオリン職人や楽器の買付け人、鑑定士、という仕事も弾けた上での事ですし。
2年後、5年後、バイオリンが弾けてた事がどのように広がって行くのか、またご報告したいです。
榊原 オブリガート バイオリン教室
「難しい楽器」と思われがちですが、実は、そうでもないんです。 「趣味」 で終わらせず 「特技」 になるところまでご指導いたします。
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